さまざまな殺虫剤が市販されていますが、それらはスズメバチにも効果はあるのでしょうか。 基本的にスズメバチにも効果が期待できると言われているのが「ピレスロイド系」の成分が入っている殺虫剤です。 ただし殺虫剤にはいろんなタイプがありますので、用途によって使い分けることが大切です。 今回は、スズメバチ駆除に関する殺虫剤やスプレーについてご紹介します。

スズメバチに殺虫剤などは効果あり？

　市販されている殺虫剤にはさまざまなタイプがありますが、スズメバチなど蜂駆除用に作られた殺虫剤でないと、その効果はあまり期待できません。 スズメバチに対しては、「ピレスロイド系」の成分が入っていれば殺虫剤として効果が高いと言われています。

　スズメバチは、攻撃の際、警報フェロモンを吹き付け仲間の蜂を集める習性があります。 そのため、スズメバチの駆除を行う場合は、遠くからでも狙いやすいジェットスプレータイプのものがあればそれを利用することをおすすめします。 また、スズメバチを駆除する場合、どのようなシチュエーション（巣か、もしくは飛んでいる蜂か）によっても異なるため、状況に合った殺虫剤を選ぶようにしましょう。

蜂の巣駆除のための殺虫剤

　スズメバチの巣を駆除するために使用する殺虫剤も、ジェットスプレー型の殺虫剤がおすすめです。 遠くの距離から蜂の巣を狙うことができるため、その後の蜂からの攻撃を防ぐことができます。

　通常、蜂の巣を駆除するためには巣穴をめがけて噴射し、巣の中の羽音が完全に無くなるまで注入、散布するようにします。 羽音が聞こえなくなったのを確認したら、巣を壊して撤去するようにしましょう。

　このとき、まだ蜂が中で生きている可能性もありますので、合わせて予備の殺虫剤も用意しておくようにするのが良いでしょう。 現在ではガンタイプのものもあり、構えやすく巣の穴も狙いやすくなっています。

飛び回る蜂のための殺虫剤

　スズメバチの巣ではなく、飛び回るスズメバチ自身を駆除する場合には、しっかりと殺虫剤のタイプを選択する必要があります。 それは、あの素早い蜂を的確に狙って仕留めるのは中々難しいからで、そのためには、広角噴射タイプの殺虫剤を使用します。 広角噴射タイプであれば、遠距離からでも狙い撃ちして駆除することができるので、このようなものがおすすめです。

　ただし、スズメバチの駆除は危険を伴うものですので、もし危険を感じる場合には、専門の駆除業者に依頼をするようにしましょう。